2つ目の対処法として、「背中を少し上げて寝る」ということが挙げられます。
これは大変効果が期待でき、実際に背中を上げて寝るためのマットを作って販売してきている当社にも、アンケート調査で7割以上の方がその効果を答えてきてくださっています。
※ミライズ株式会社ホームページ「お客様の声」をご参照ください。
上げる角度は、10度~15度くらいで、高さでいうとほんの10数㎝程度です。あまり高くなりすぎると、眠りにくくなる上に、腰に痛みが出る方もあるようです。
高齢者の介護現場で気づかされることは多くあります。背上げベッドを少し上げたままで終日過ごされる方が多い、という事実もそのひとつです。
ギャッジアップベッドは、もともとは身体を起こすためのもので、80度程度まで上げることができますが、それを少しだけ上げたままで過ごされる方が多いのです。それも本人は気づかないままで、水平なものと思っておられます。
もともと人間の骨格や構造上、水平に寝るということは不自然なことではないか、思わされます。身体の構造に合わせた寝方をすることが、寝つきの良さや安眠、そして逆流性食道炎対策にも効果があるのではないかと考えられます。