前回は、背中を上げて寝るためのマット『ラクーイ』をご紹介しましたが、少しだけ追加説明をします。
『ラクーイ』には、10度と15度の2種類があります。横幅や奥行は同じですが、角度が異なるので、高さに違いがあります(10度は高さ14cm、15度は21cm)。
寝てみると分かりますが、10度の方はそれほど違和感なく横になることができます。それに対して15度の方は、若干角度を感じるかと思います。
逆流性食道炎の症状が軽い方は10度、重い方は15度という選び方になるでしょう。
一般に「テレビ枕」と呼ばれる三角マットとの違いは ”大きさ” です。テレビ枕が一人の人間が横になれる寸法であるのに対して、ラクーイは布団やベッドでの使用を想定しているため、寝具の横幅に合うように作られています。
また、ラクーイは一般のテレビ枕よりも、クッションが少し硬めになっています。これは、睡眠を前提としているため、沈みすぎると眠りにくく、効果が減少してしまうことを避けるためです。
症状に変動がある方には、『ラチェットラクーイ』という姉妹品があります。これは、ギアの調整で9度から23度まで14段階で調整できるため、その日の状態に合わせて角度を決めることができます(下写真)。大きさはほぼラクーイと同じです。