山城と城下町を旅する


キャンプ、焚き火、登山、バイク…これらは今ブームになっているようです。
ブームは本当に不思議なもので、それまではほぼ見向きもされなかったものが、数十年の時を経てバッと蘇ります。それも、まったくそのままではなく、そこに少し「彩り」を付け加えていきます。

「山城」もブームになってテレビにもよく取り上げられるようになりました。きっかけの一つは雲海の竹田城址だそうです(写真)。
私は、30年ほど前に10年間姫路に住んでいましたが、当時の竹田城はほとんど一般の人には知られていませんでした。
無謀にも、草がぼうぼうの山道を、四輪駆動車で直下まで乗り付け、折りたたみの椅子や机を石垣の上に持ち込んで、バーベキューをしていました。城下町から見ると城跡からバーベキューの煙が立ち上がるなんて、とても今では想像できないでしょう。今は、ロープが張られ、看板が立ち、夜はライトアップされ、とてもそのようなことはできません。でも当時は、誰一人いないので、注意されることもありませんでした(本当はアウトだったでしょう…)。

キャラバン営業での楽しみの一つは、あまり知られていない地方の町を歩けることです。そして、その多くの場所で、その土地の山城を見つけることになります。
興味を持つまではまったく知らなかったのですが、日本全国に中世から戦国期にかけて、山城が3〜4万あったそうです。平均すると、各都道府県に850ほどの城があったということですから、地方を旅するとどこかしら山城にぶつかるはずです。古代の「要塞」まで含めるとそれは大変な数になります。

山城があれば、麓にはかつて多くの人が住み、何らかの町(城下町)が形成されています。昨今の地方よろしく、寂れてしまっているところが多いのですが、そこが意外にも中世では交通の要衝で、大変栄えていたということがよくあります。じっくり歴史を辿れば、さまざまな発見があって面白くなってきます。

高齢者の施設は、地方の隅々に広がっているので、福祉機器キャラバン営業と山城・城下町の旅は、とてもマッチしていると思います。特に60歳を過ぎてからの営業活動としては、都会のビル街を回るよりも、少なからず身体と心には良いのではないでしょうか。

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