福祉用具もいろいろありますが、実際に使ってみて、初めてその有効性に驚くものがあります。
今回、アキレス腱を断裂して闘病2ヶ月、その中で「回転式シャワーチェア」の効用がよく分かりました。
シャワーチェアは、入浴の際に使う高さ調整式の椅子です。立ち座りの難しくなった高齢者のためのものですが、若い人でも足腰を傷めて床や低い椅子から立ち上がれなくなった時に、非常に役立ちます。
写真のように、浴槽と高さを合わせて使うと、座った状態で身体を回して浴槽に出入りすることができます。
私は、たまたま母が持っていた写真のような回転式のシャワーチェアを使いましたが、これが大変有効でした。
案外、椅子の上で身体を捻るという動作は摩擦もあって難しいものですが、このシャワーチェアは、取手を引くと360度座面が回転するので、容易に身体の向きを変えることができます。
それで、例えば浴槽から出る際は、浴槽から出て椅子に座って90度身体を回転させて身体を拭き、その後、また90度回転させて洗い場から脱衣場に出る、ということになります。
ほんのちょっとの違いですが、毎日のことになるので、その機能のありがたさはよく分かりました。お勧め品です。