介護保険を使って設置できる手すりについて、気を付けておきたいことを列挙します。
【ルール】
・手すりは、室外・室内ともに適用になります
→ 室外は、敷地外や共有地は含みません
・手すりの材質や色、取り付け方、本数などは制限がありません
→ 上限額以内に限ります
・家屋または敷地に取り付けるものに限ります
→ ベッドや下駄箱などの動くものに付けた手すりは対象外
・手すりの太さや長さは問われません
・手すりを付けるための下地補強などは、設置に必要な施工は保険対象になります
・突っ張ったり、粘着マットで付ける手すりは対象外です → ものによっては、介護保険レンタル対象になります
【手すりについて】
・手すりの太さは、浴室は28㎜径、室内は32~35㎜径が標準で使いやすいです
→ 縦手すりは手でつかむので細め、横手すりは手を滑らせるので太めが基本でしょう
・色は自由。ただし視力に問題がない場合は壁になじむ色、視力が衰えている場合は壁と反対色の目立つ色がお勧め
・浴室以外の室内手すりは木製が多いと思いますが、丸棒に刻みが入っているタイプは、指が滑りにくくて安心です
・玄関階段など、日が当たる部分の手すりは、金属製では夏に熱くて持てない場合があります。
→ 樹脂コーティングされた手すり棒があります
・階段などは、落下が怖いので、できるだけ連続していて、切れ目がないようにします
・廊下などの横手すりは、床から80㎝を基準に、持つ人の腕が軽く曲がるくらいの場所に付けます
・縦手すりは、床から100㎝を基準に、上下20㎝、全長40㎝くらいのものが多いです
→ 身体が上下するところには60㎝や80㎝の長さのものを付けておいたほうが安心です
・手すりが滑る場合は、手すり棒に貼る滑り止めシートが市販されています
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