『スタンバーウッド畳置き用』は、和室で使うことを前提にした置き手すりです。寝室にベッドを置いている場合など、ベッドからの移動する時の手がかりとして使います。
「フローリング廊下用」と異なる点は、次の3点です。
①粘着マットを使わない(付属していない)…畳に粘着マットを使うと、粘着力が弱い上に、畳表が浮くため、本体がぐらついてしまいます。そのため、付属の水タンクを置くことで固定をします(写真参照)。ベース板の上に、20ℓの水タンクを3つ置くことで、60kgの重しとします。人ひとりが、ベース板の上に座っていることになり、柔らかい畳の上でも固定することができます。粘着マットを使わないため、置く位置の変更は、廊下用よりも容易です。
②大きさが違う(横が長く、高さが低い)…和室の大きさに合わせて、廊下型より20㎝ほど長くなっています(長さ99㎝)。だいたい、畳半畳分ほどの長さになります。また、板の横幅(奥行)も、6㎝ほど広くしています(奥行31㎝)。これは、柔らかい畳で、より安定させるためです。高さは、廊下型よりも5㎝低くなっています(高さ68.4㎝)。廊下よりも広いところで、スリッパなどを履かずにゆっくり歩きながら使うことを前提に、このような設計にしています。
③形状が違う(下部を広く、上部をしぼませている)…ピラミッドのように、上部をしぼませています。これは、本体が水タンクだけの固定を前提とするため、より安定性を増すための設計です。
※「フローリング廊下用」と「畳置き用」を併用する場合は、上記の点にご注意をお願いいたします。