100かゼロか…人間の働く時間


アキレス腱を切ってから3週間、家の2階から動けない状態が続いています。働く時間は、テレワークで1日1時間前後…そこになんとなく後ろめたさを感じる自分がいます。

「アソビジネス」を謳う自分ですら、このような気分になるのは、こんな自分でも日本人にありがちな強烈な勤労精神が、やはり根っこにあるのだと感じてしまいます。最低でも一日8時間は働かないといけない、というなんともいえない強迫観念…。

定年後の方々は、8時間+αの労働時間の毎日が、ある日突然ゼロになります。爽快感があるのもしばらくで、実際は空虚感や物足りなさを感じる方の方が多いのではないでしょうか。
自営業者、フリーランスの方々は別として、一般サラリーマンの方々にとって、定年を境に、労働時間が100からゼロへとシフトします。
ただ、こうした状況は、生を営む人間にとっては、あまり自然なことではないと思います。

100の次には70があって、それが50になり、30になり、そしてゼロへと、体力や体調、気力に合わせた形で働く時間が減っていくことが望ましいのではないでしょうか。
それも、だんだん、自分が好きで得意な仕事に絞っていくことができれば、本人にとっても、家族や社会にとっても有益なことでしょう。
しかし、そのような状況を作ることは、今の日本社会にあっては、なかなか難しいのが現実です。そう甘くはないと思ってしまいます。

ただ、長い歴史を振り返ると、一日8時間を週5日、フルで働くなんていうことは、ごくごく最近にできた“ジョーシキ“ に過ぎないのではないでしょうか。
徐々にフェードアウトしながら、自分の“得意“に絞り込んでいく働き方は、工夫と考え方でいくらでも方法はあるのではないかと考えます。カギは「自立と協力」にあるでしょう。このことは、また次回以降に。

にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護用品へ にほんブログ村 ベンチャーブログ シニア起業家へ にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
*にほんブログ村に参加してます。クリック頂くと励みになります!
This entry was posted in 60歳からのアソビジネス. Bookmark the permalink.