1本脚手すり『アイレ』は、現場の声から生まれた商品です。
手すり工事で高齢者宅に伺うと、玄関ポーチや勝手口など、ほんのワンポイントに手がかりが欲しい、という声をよくお聞きしました。
屋外手すりは、支柱2本程度の短いものでも設置費含めてを5万円前後はする、案外価格の高い工事になります。
介護保険の住宅改修は、上限金額が20万円なので、室内の手すりを多く取り付けると外部手すりにまでコストをかけられなくなることがよくありました。
そうしたこともあり、一か所だけ手がかりを作り、費用も抑えられるように、金属を曲げて傘の柄のようにしたもの(写真上)を、現場では長く使っていました。
通常、屋外手すりは、穴を掘って支柱を立てて、コンクリートが固まってから、職人が再訪問して上の握り部分を取り付けます。そのため、どうしても設置コストが高くなりがちです。
しかし、「一本脚手すり」なら、支柱と手すりが一体化しているので、支柱を立てた時点で工事完了になります。このため、工期を短く、工賃を安く抑えることができるのです。
こうしたこともあって、一本脚手すりはニーズも高く、ご提案すると設置を希望される方が多くおられました。
そののち、2段の階段など、カバーできるポイントをもう少し長くとれるように、設計し直して商品化したものが、1本脚手すり『アイレ』です(写真下)。当社のオリジナル商品で、2018年の発売になります。