人はいつから平面で寝るようになったのか


縄文時代に興味をもったのは、高齢者の寝方への疑問からでした。

3年ほど前まで、介護用電動ベッドをレンタルする仕事をしていました。そのうち、レンタルベッドを引き上げに行った際に、背中部分を少しだけ上げたままにしている方が多いことに気づきました。角度でいうと、10度から15度くらいでしょうか。

ご家族様に聞いてみると、昼だけでなく、夜に寝るときもずっとこのままだとのこと。その寝方が、少し弱ってきた身体には、より楽で安眠につながるのだろうということでした。
我々からすると、背中を上げたままで寝るのは、熟睡ができないのではないかと考えてしまいます。

しかし、よく考えてみると500万年という人類の長い歴史のなかで、平面で寝ている期間は、ほんのわずかでしかありません。写真のように、チンパンジーやゴリラは、斜面の草の上に寝たり、草のベッドを作って寝たりするようで、水平で真っ平なところで眠るわけではありません。

長い歴史の中で作られてきた骨格や体型に、もしかすると現代人の寝方は合っていないのではないか…。だから現代人は、不眠や肩こり、ストレスなどを抱えることになったのではないか…。
縄文時代の暮らしを知ることで、現代人のより良い暮らしのヒントがみつかるのではないかと、そんなことを考えています。

 ※当社の『ラクーイ』は、上の考え方をベースに作りました。安眠だけでなく、逆流性食道炎に効果があるという声が聞けています。これも現代病なのでしょう。

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