長く商売をしてきて、「少しでも大きく」「少しでもたくさん」「少しでも早く」という気持ちが、ずっと行動のベースにあったように思います。
それはそれで必要なことであり、やる気の源のひとつではありました。
しかし、60歳を過ぎて「焦らなくていいから、必要な分だけを着実に稼げることを目指そう」というように気持ちが少しずつ変わると、気が楽になってきました。
いまは、「小さく」「少なく」「ゆっくり」をベースに、世の中にちょっとでも役立つことができればと思いながら進んでいます。
そんなことで稼げたら楽でいいわ、と言われるかもしれませんが、まずは関わる人が幸せになれる分だけの商売をめざせばいいのではないでしょうか。
とはいえ、その「着実」がなかなか難しいのが現状です。
自分の時間を楽しみながら、社会に役立つことをやりつつ、必要な分だけ稼いでいく・・・これは、ちょっとした60代の人生の挑戦だと思っています。その具体的な内容は、少しずつ綴っていきます。