「適時に」「適量を」「適価で」…


「注文がバタバタ入る、出荷にてんてこ舞い、嬉しい悲鳴・・・」なんていう状態は、経営者としては望むべきことだとずっと思っていました。
しかし、この3年ほど、自然に考え方が変わってきたように思います。

こんなことを言うと商売をしておられる方に怒られるかもしれませんが、売れすぎる、儲けすぎる、というのは、なかなか不自由で危険なことも多いと思うのです。
  ・売り逃しをなくすために在庫を持たなくてはならない
   →余剰在庫になったらどうするか、置き場も必要
 ・手が足りなくなって人を入れないといけない
   →売れなくなった時にどうするか
 ・先払いをしなくてはならない
   →資金ショートや代金回収の不安

他にもまだあるでしょう。売上が上がるのはありがたいことですが、上がり過ぎるのも問題が多くなります。

そうしたリスクを回避するには、会員制にしたり、レンタルにしたりという、いわゆる「囲い込み」の手法が良いのでしょうが、その仕組みをこしらえるのに、なかなかの苦労と才能が必要になります。

自分の時間を持ちながら稼ぐという“アソビジネスの起業“は、まずは「大きな会社にして一儲けしよう」という考えを捨てる必要があります。
「適時に」「適量を」「適価で」売ることをめざして進んでいく、ということが大事なベースになると思います。
支出を極力抑えながら、焦らず、ゆっくりと進んでいきたいと考えています。

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