得手に帆を揚げる


『得手に帆あげて』はホンダの創業者である本田宗一郎氏の著書名です。
好きで得意な「乗り物の開発」に打ち込めた彼は、やはり幸福な人といえるでしょう。

得意なことを突き進めていくと、風が吹いて後押しをしてくれますが、なかなか得意なことで身を立てることができている人は少ないでしょう。少なからず、入った会社で、与えられた仕事をきちんとこなしてきている方が大多数かと思います。それはそれで素晴らしいこと。そこに定年の日がやってきます。

日本の定年制度は、まだまだ動ける60代で引退か、仕事を変える必要に迫られるわけですが、考えてみると、これは案外ありがたい制度かもしれません。
というのも、40年前後も仕事をしてきたら、自分の得意・不得意は、ある程度分かっているころではないでしょうか。今の制度では、ちょうどその頃に定年を迎え、次の20年で自分の得意なことに絞って新たな挑戦ができる、ということになります。まだ体力もエネルギーも残っているし、リセットするにはちょうど良い機会とも考えられるのです。

そう考えると、昨今の70歳までという定年延長の動きは、はたして一概に喜んでいいのかという気にもなります。苦手で好きでもないことを、さらに10年続けなくてはいけない人が出ないことを祈ります。そんな場合は、ぜひアソビジネスのご検討を…。

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