「食」における縄文回帰の匂い


建築学者であり、縄文研究も続けている上田篤氏が、その著作で次のようなエピソードを紹介されていました。

〜何人かの学者と日本料理を食べた後の雑談で「縄文人は何を食べているのか」という話題になり、たまたま出席していた考古学者が「ワラビ、ドングリ、クズ、サトイモ、それにハマグリ、タイ、アユ、イノシシ…」その瞬間、皆が顔を見合わせた。というのも、その多くをたった今食べたばかりだったからだ。「なんだ。縄文人は私たちと同じものを食べていたのか!」みんな大笑いになった〜(『縄文人に学ぶ』新潮新書)

私たちが考えているよりも、はるかに縄文人の食生活は恵まれていたようです。「狩猟・採集よりも農耕が勝る」と思い込んでいた私ですが、少し考えを改めた方がよさそうです。これだけの歴史があるのですから「和食」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことも理解できます。しかも、ヘルシー!

最近、ボディコントロールということで「糖質制限」がよくいわれますが、「日本人が1万年続けていた食生活に戻ろうよ、その方が体質に合ってるよ…」と言っているように私には聞こえてしまいます。

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