「流し台が高すぎる」方への工夫


団地やマンションは、若い人のサイズに合わせているようで、流し台の高さが高すぎる、という相談を受けることがよくあります。

台所仕事は、頻度も重要度も高いものです。自分の力で料理や洗い物を長く続ける、ということは、リハビリとしても大切です。
そんなケースで、よく作ったのが、写真のような流し台用の椅子です。
普通の椅子では低すぎて水道栓に手が届かないので、座面の高い椅子が必要です。ただ、座面が高すぎると、今度は上り下りができなくなりますし、足が宙に浮いて不安定です。

このオーダー椅子は、足元に踏み台を付けているところがミソです。これは大事な点で、足が地に着いているというのは、安心感が違いますし、踏ん張ることで手に力も入れられます。
踏み台部分は、片付けるときには、内側に折り畳めるようにしています。座面高さは48㎝〜55㎝ほどで、体格に合わせて作ります。

部材は、ホームセンターにも置いている、手すり用の丸棒やブラケットを組み合わせており、製作はそれほど難しいものではありません。ただ、金属部品は単価が高いので、全体としては、意外に割高な椅子になってしまうことが欠点です。

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