リウマチの方への小さな工夫①


現場で福祉用具の提供をしていると、リウマチの患者さんの「困った」に出会います。
ほんの小さな工夫で「困った」が「楽勝」に変わることが多くあります。しばらくは、その小さな事例を紹介していきます。

まずは、手指変形で、電子レンジのボタンが押せなくなったが何とかならないか、という依頼でした。
行ってみると、よくありがちな「押し込む」タイプのボタンでした。これは案外重たく、しかも、指を細かく動かさないと押せません。よく見かけるボタンですから、レンジの設計者もこれを押せない方がいる、ということは想定できなかったでしょう。

ここは「てこの力」を使おうと考え、ホームセンターで樹脂の白い棒と扉の丸取手を買い、強力な接着剤でそれらを電子レンジのボタンに貼り付けました(写真参照)。

これにより、指ではなく、掌で体重をかけてボタンが押せるようになりました。
ほんの小さな工作ですが、電子レンジは、リウマチの方には強力な調理の助っ人なので、お役に立てたと思います。

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