消えゆくのか『温故知新』


麻疹、天然痘、ペスト、コレラ、ポリオ、結核、スペイン風邪、エイズ…これまでに、おびただしい数の感染症が世界と日本を襲いました。

しかし、人類はその度に戦い、打ち勝つ術を身につけてきた…と言いたいところですが、今回の新型コロナウイルスでもまた、感染症が軽々と海を超えて広がり、多数の死者が発生しています。
喉元過ぎれば、ということではないしょうが、なかなか人類は歴史に学べるものではないようです。
令和の日本でも、「祭り(五輪)と感染症爆発の併存」という光景が、目の前で展開されています。

歴史学者の磯田道史氏は、著書の中で次のように訴えています。
“世界の指導者に自覚をうながしたいのです。「人類の敵は人類ではない」と。軍事費を互いに削減し、「ウイルスという人類共通の相手」を封じるため、手をたずさえる方向に向かっていってもらいたいと、心から願います。“『感染症の日本史』(文春新書)

過去に学んで前進することこそ、人類にしかできない営みでしょう。しかし、なぜか『温故知新』という言葉を聞くことが少なくなった、と感じるのは私だけでしょうか。

にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護用品へ にほんブログ村 ベンチャーブログ シニア起業家へ にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
*にほんブログ村に参加してます。クリック頂くと励みになります!
This entry was posted in 縄文コンセプトのすすめ. Bookmark the permalink.