👉フレイルと「介護保険」1(認定の必要性)


身体が少し弱ってきた状態の「フレイル」ですが、国の介護保険を使ってその予防をすることができるのでしょうか。
結論から言うと、それは微妙なところで、むしろ「使えない」と言った方が良いかと思います。

なぜなら、5段階に分けられている“介護度“は、介護を必要とする度合いであり、その認定を定期的に受けて公的機関によって決められます。介護が必要とは言えないフレイルの方は、介護度の認定を受けられる可能性が低いため、介護保険を使うことが難しいと言えます。

しかし、あきらめるのは早計です。「健常」と「要介護」の間には、「要支援」という段階があります。
そこに該当すれば、一定程度ですが、介護保険を使っていくつかのサービスを受けることができます。本稿でよく述べている「手すり」の設置や、トイレや浴室の安全用具を、1割程度の費用で実施・購入することもできるのです(他にも運動支援や栄養改善など、色々なサービスがあります)。

まずは、自分が「要支援」に該当するかどうかを調べることです。
市役所(区役所・役場)に電話して、要支援の認定を受けられる場所を聞いてみてください。おそらく、近くの『地域包括支援センター』を紹介されることが多いと思います。そこに行って、自分の身体と生活の状況、困っていることなどを説明すると、担当の方が介護保険も含め、使える制度の説明をしてくれるはずです。

「要支援」であれば、短時間で決まることがあります。まずは第一歩を行なってみるようお勧めします。※「要介護」の場合は、認定がおりるまで1ヶ月前後はかかります。

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