続縄文時代、擦文時代って?


北海道出身の方や、きちんと歴史の勉強をしてこられた人にとっては当然のことでしょう。
しかし、私は、北海道の歴史年表が本州とは全く違うこと、「続縄文時代」や「擦文時代」「ニブタニ時代」という時代があったということも、その言葉自体も知りませんでした。(もしかすると、今の教科書には載っているのかもしれません。載っていてほしいです。)

紀元前1300年ごろ以降、狩猟の縄文人が、農耕の弥生人に駆逐されていった、と私たちは学んできました。しかし、最近の研究成果では、弥生人と縄文人は共生していた時代が続き、やがて農耕民族が主となっていったとのこと。

しかし、イザベラ・バードの旅行記を読むと、ほんの150年ほど前に、まだ小屋の中で囲炉裏を囲み、梁の上には捕ってきた鮭の干物があり、地べたに座って親子が語り合う、そして彼らは武器をもたない…そんな縄文時代と見まがうような世界が、北海道の平取では普通に存在していたわけです。※下のスケッチは「イザベラ・バードの日本紀行」より

世の中すべてをまんべんなく学ぶことは難しいでしょうが、視座を変えると幾つでも「歴史」があるということを、頭のどこかに置いておく必要がありそうです。縄文なんて遠い過去、ではなく、場所を変えるとすぐ近くに残っているのかもしれません。もちろん、私たちの身体にも、心の中にも…。

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