今日のNHKの番組で面白いことを知りました。
人間は、長い歴史の中で、雨天の日は頭をリラックスさせるように作られてきたそうです。
晴れた日は狩猟や採集に出て、雨天の日は効率が悪く危険な行動は避けるため、食糧獲得には動かずに身体を休めていたとのこと。そうした行動パターンが、長い間に人の遺伝子に刻み込まれてきたそうです。
しかし、1800年代の産業革命以降、雨天でも働かないといけなくなりました。頭がリラックスモードになっているのに、仕事をするという行き違いが、雨の日を憂鬱に感じるようになった一つの原因である、という説明でした。
数万年の昔から形作られてきた身体が、せいぜい200年ほどの環境の変化についていけるはずもなく、そこに大きなストレスが生まれているようです(多分、そうしたことはたくさんあります)。
といっても、社会システムをすぐに変えられるはずもなく、せめて60代以降は身体に無理なく、雨の日は思い切り仕事を休んで頭をリラックスさせたいものです。