天井空間を有効に利用する


介護をされる部屋をたくさん見てきましたが、ベッドの周りには、薬、おむつ、着替え、杖、時計、体温計や血圧計、テレビ、酸素などなど、たくさんのものが溢れていて狭苦しく感じることがあります。これは、本人が息苦しいばかりか、看病・介護をする人にとっても不都合なことが多いのではないでしょうか。

そんな時に、いつも思うのは、天井空間がガラガラに空いていることが多いことです。
私たちは、つい身体の周りや床の上に物を置きがちですが、ちょっと棚を作るとか、鴨居からフックを吊るすとか、ひと工夫することで、身の回りの空間を広げられるように思います。

写真の例は、点滴袋を天井に吊るした滑車にぶら下げています。通常は、車輪のついた点滴棒をベッドサイドに置くことが多いでしょう。これを天井から吊るすことで、ひとつのものをベッドサイドから省くことができました。
滑車利用は一つの珍しい例に過ぎませんが、スタンド棒に袋を吊すとか、天袋を開け放って棚にするとか、目線を変えれば色々な方法が考えられるのではないかと思います。

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