直線と平面に囲まれない


今、周囲を見回すと、机、パソコン、ペン立て、スマホ、といったものが目に入りますが、どれもみな「直線と平面」が基調です。部屋の中全体も直線と平面だらけ。だいたい、部屋そのものも直線と平面で構成されています。

人が直線や平面にこれほど囲まれて生活するようになったのは、いったいいつからでしょうか。少なくとも古代の一般人の生活では、直線や平面は少なかったはずです。
ですから、逆に、直線と正円、平面で覆われた古墳などの造形物には畏怖の念を抱いたのではないかと想像されます。

自然の中にいると何となく心が落ち着くのは、新鮮な空気や鳥の声だけではなく、直線や平面のほとんどないという環境が、そうさせるのではないかとも思います。今の自然環境で人間が暮らした8割が縄文時代だったそうですから、身体と意識にすりこまれている感覚もあるでしょう。

そう考えると、安らかに生きるためには、少しずつ周囲から直線や平面を外していくことを考えてもよいのではないでしょうか。縄文時代の人々の暮らしを参考に、少しでも気持ちを楽にできる暮らしが考えられないかと思います。

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