SDGsと縄文時代 その7(自然を畏れ、自然の中で生きる)


縄文時代の「自然との共生」ということは、一番先に挙げなければいけないことかと思います。
自然環境の破壊が叫ばれて久しい現代では、問題を科学で解決するという方向に向かっているようです。

成毛眞氏(『2040年の未来予測』)によると、20年後には6G時代を迎え、AI技術が身の回りにあふれ、有人ドローンが飛び回り、自動運転の車が普通に走り回る時代になることは間違いないとのことです。
それだけの技術力があれば、環境のコントロール(脱炭素社会の実現)も可能なのではないかという気にもなります。

しかし、地球温暖化や異常気象・大気汚染・水質汚染・熱帯林の減少・砂漠化・生態系の破壊、そして地震や火山噴火などの天災は、いったん歯車が狂ってしまうと、今後、指数関数的に膨れ上がっていくものと想像されます。
地球環境の崩壊に、はたして技術の進化は追いつくのか、私には少し疑問です。
やるべきことはやりつつも、逆に少しペースを落として、自然をゆっくり見つめながら、身の回りのものを ”減らしていく” ような生き方も、これからの人間には必要になってくるのではないかと思います。

こんなときだからこそ、欧米型の「自然を支配する」という考え方に対して、「自然を畏れ、自然の中でともに生きる」という、縄文時代から現代まで受け継がれてきている日本型の考え方は、これから世界の人々が、ベースとして心に留め置くべきことなのではないかと思っています。

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