定年後に「仕えない仕事」をするためには、起業が必要になるかと思います。しかし、60歳を過ぎての起業は、なかなか勇気とエネルギーが必要です。
「山城ネットワーク」は、その不安をある程度和らげてくれるのではないかと考えます。小さいけれども一国一城の主が生きていくために、それぞれの領主たちが手を結んで進んでいこう、ということです。
人にはそれぞれ得意なことと不得意なことがあります。小さな領主は、それぞれが得意なことをやり、ネットワークを結ぶことでひとつの方向に進んでいけばよいのではないか、というのが私の提案するところで、アソビジネスを支える方法です。
一つの商品についてだけでも、企画、開発、設計、製造、試験、商品化、広報、営業、事務、顧客管理、販促、パテント…など、さまざまな業務があります。
それぞれ得意な人が、得意な分野でもって、寄ってたかって一つの商品を世に出す…そしてその利益を分け合う、ということがアソビジネスの考え方のベースにあります(まだ一人ですが…)。
もちろん、投資と損失も分け合うことになりますが、その額やリスクは単独で行うよりも小さくなるはずです。
そして、なによりも小領主にありがちな「孤独感」を、多少なりとも引き下げてくれ、一緒に進んでいくという勇気を与えてくれます。
いろんな問題点は考えられますが、それは一つひとつ潰していくということで、まずは第一歩を…。