経営の場でよく『ゆでガエル理論』が説明されます。
「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、普通の水に入れて、徐々に水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後にはゆであがって死んでしまう」というもの。状況の変化に随時適応していきなさいよ、という警句です。
私は昨年で60歳になりましたが、「フレイル」は他人事のようにとらえてしまっています。しかし、よく考えると老眼はかなり進み、立ってズボンをはくときに、身体が揺れてはけないときがあります。ほかにも多々…。
こんなことを繰り返しているうちに、徐々に症状が広がっていくのでしょう。
フレイルは、病気として明確に診断されるわけではないので、常に対応策が遅れがちになるようです。
ぬるま湯につかったカエルは楽でいいのですが、少しずつ状況は変化し続けています。
今は、自治体などで「フレイル予防」として診断をする機会などが増えてきています。やはり定期的に、他者の目で確認をしながら、身体の変化を確認していくことは大切なことだと感じます。(柳田)